与那国島の断崖絶壁
吹き付ける強い風と、岩肌を打つ激しい波音。
水平線の彼方には、隣国・台湾の島影。
ここにあるのは、人間の手が及ばない大自然のエネルギーそのものです。
日本の西の果て。断崖の上に立ち、遮るもののない景色と対峙する時、心はかつてない解放感に包まれます。
所要目安
60〜90分
難易度
★☆☆
おすすめ
晴天・夕方
注意点
強風・足元
島を削る風、海に立つ岩
東西南北、表情を変える断崖
島の東端。断崖の上はなだらかな草原になっており、与那国馬や牛がのんびりと草を食んでいます。
荒々しい断崖と、平和な牧歌的風景のコントラストが印象的。
天気が良ければ、海峡を挟んで西表島が見えることもあります。
島の南側は、特に風と波の影響を強く受けたエリア。
階段状に侵食された「サンニヌ台」や、海中から垂直に屹立する「立神岩(たちがみいわ)」など、自然が長い時間をかけて削り出した芸術作品が並びます。
※立神岩を見下ろす展望台からの眺めは圧巻です。
日本最西端の地。
ここより西に日本の島はなく、あるのは台湾、そして大陸だけ。
夕暮れ時、水平線に沈む太陽は神々しく、訪れる人に深い感動を与えます。
「最果て」という言葉の意味を、肌で感じる場所です。
アクセスとアドバイス
巡り方: 島を一周する県道沿いに各スポットが点在しています。
アップダウンが激しいため、レンタカーまたはバイクでの移動がおすすめです。
(体力に自信のある方は、電動アシスト付き自転車で風を感じながら走るのも一興です)
断崖周辺は常に強い風が吹いています。帽子やサングラスが飛ばされないようご注意ください。
また、柵がない場所や足場が悪い場所もあります。絶景に気を取られず、足元には十分ご注意ください。
あわせて立ち寄るなら
風に吹かれた後は、静寂の余韻を。
圧倒的な大自然のエネルギーを浴びた後は、ホテルのプライベートな空間へ。
静かな部屋で、心地よい疲れと共に今日見た景色を反芻する。
そんな「動」と「静」のコントラストも、島旅の醍醐味です。







